「沙希、いまから言うことちゃんと聞けよ??」



阿南のすごく真剣な目いままでみたことない。



「うん?」




「俺、お前が好きだ」




そう言った瞬間抱きしめられた




「えっっ。冗談、だ…よね?」




苦笑いして言った。
だってだってありえないでしょ!



「ほんとだ。俺は、小さい頃からずっと好きだった。幼なじみとしてじゃない、ひとりの女として。」


え、阿南そんなこと思ってたんだ。


でも…。



「阿南ごめん。あたしつき合ってる人いるから。」



もうしわけないけど、あきらめてください。



「俺は、あきらめない。たとえ、お前が誰を好きでも、誰とつき合っても俺は…。奪い返す」