『沙希side』


翌日の朝。



あたしはいつもの時間に学校に向かった。




下駄箱先で誰かが待ってるのが見えた




近づくにつれてそれが誰かわかった。



……広瀬だ。



「おはよ沙希」


ギュッ



///え、なに、あ、昨日のとか?


ってそんなこと考えてるひまじゃない!!


これじゃ、人格が変わっちゃったみたいだよ??



「なぁ沙希?俺のこと好き?」


「だ、…好きだよ?」




ぎこちなくなっちゃった…。


「へぇー、沙希は大好きだって思ってないんだ?」



「大好き。だから、離して?」



とにかくこの場を乗り切るしかない!



「沙希のばーか。」




へ?あたしなんか変なこと言った??



「そこはな...?」




ゴクリ。ドキンドキン
心臓の音とまれ!





「愛してるって言うとこだろ。」