でも相澤くんは全く振り向いてくれてなかった。

むしろ全く気づいてないのだ。私が好きだと言うこと。てか、もう友達みたいなのになってた。

私は告白もするゆうきもなくてそのまま進級、相澤くんとまた同じクラスになれてうれしかった。

今から二週間前。

朝のSHRのときいつもは騒がしい皆が今日はやけに静かだった。

すると突然先生が教壇の机にてをついてこういった。

「えー今日は転入生を紹介します。」

皆は待ってましたとばかりに騒ぎだす。

「入って」と先生の声でガラッとドアがあく。

転入生はめちゃくちゃ可愛い女の子だった。

背がちっこくて、ふわふわのミディアムの明るい茶色の髪にうるうるの目二重でまぁおっきいこと。化粧あまりしてないのにこの可愛さ。

クラスの男子は大盛り上がり。
私の後ろのやつなんて手を合わせて「ありがとうございます!!!」なんてさげびやがる。


「…皆さん、は、はじめまして花沢瑠璃子(はなざわるりこ)ていいます。よろしくお願いします」

なんてめちゃくちゃ可愛い声でペコって挨拶してる。

それにまた男子たちはさらに盛り上がる。

先生の「うるせぇ!静にせんか!」なんて注意も無視。

女子はまったくつまんなさそうにしてた。私もそのひとり。