トイレから離れてそっこう私は座り込んだ。

「…あ~~怖かった」

本当に怖かった。
私、案外びびりなのです。実際録画してるけどって脅したときとか、水かけられるなんておもってもなかったから泣きそうだったし、最後まで足ガクガクよ、バレたらカッコ悪いから隠し通したけど。

あの花沢さんもあそこまで脅したんだ離れる努力くらいはするでしょう。


「あー疲れた、かーえろ」

立ち上がり軽く延びをして私はおうちめざして学校を後にした。

宿題を忘れたことに気づいたのは帰りついたときだった。