手を離すとちからないようにうつむいた花沢さん。
悲しんでるんだろう。ざまぁみろよ、可愛いからってなんでも許される訳じゃない。
友達でも相手が異性だと限度がある。普通に四六時中一緒に学校でいたいしない。
それを越えるのなら相手を異性として見ていないとおかしい。
天然はそういうことすら理解してない。だから嫌いなのよこーゆー奴。
私は花沢さんをおいてトイレから出た。
出る手前で捨て台詞を、いってやった。
「あなたが特別なんて思い込まないことね。」
そう、みんな平等よ。
私はコツコツとわざとカッコつけておとをならしながらトイレからさった。
