…まぁ嘘だけどね。 私さすがにそんな器用なことできないし。 一応ポケットが濡れてないか確認してそろっとポケットにいれた。 「…あの、ありがとうございます」 後ろでぽつりとこえが聞こえた。振り向くと花沢さんは今にも泣きそうになってた。 その泣きそうな顔もまたか弱さが出てて可愛い。 こーゆーのに男ははまるのか…相澤くんも。 そう考えながらボーッと花沢さんをみた。 少し花沢さんは見られてておどおどし始めた。