キミさえいれば

「なぁ、保。お前と凛ちゃんってどこまでいってんの?」


大亮の突拍子もない質問に、思わずむせ返りそうになった。


「ど、どこまでって……」


「あれだけ可愛いんだもんな。手を出さないわけないよな~」


無意識に頬がピクンと上がる俺。


「お前の頭にはそれしかないのか?

あのなあ、可愛いからこそ、うかつに手を出せないってのもあるんだぞ」


あんな純粋な子……。


そう簡単には……。


「え、じゃあもしかしてまだ?」


大亮が目を見開く。


「あぁ、まだだよ。悪かったな」


「マジかよ~。俺だったら付き合うことが決まったその日に押し倒すけどね~」


「俺は、お前みたいな変態とは違うんだ……」


呆れて思わずため息が漏れた。


「そう言えば、大亮!

前に凛を襲った時、凛の胸に触ったらしいじゃねぇか!

この間、凛に聞き出したんだ。

お前、痛い目に遭わせてやる!」


俺の凛になんてことしやがったんだ!


俺がもしあの時生徒会室に忘れ物をしてなかったらと思うと、ゾッとする。


「さ、触ったけど、下着の上からだぞ?」


「そういう問題じゃない!」


コイツ、いつか半殺しにしないと、気が収まらない!