キミさえいれば

それからの毎日。


私と先輩は一緒に下校し、先輩は合気道の道場へ、私はバイトへ行くのが日課になった。


そしてバイトが終わると、私は先輩が通う道場の前で、先輩の練習が終わるのを待った。


練習が終わると、先輩は私を家まで送ってくれた。


大抵は近くの公園でおしゃべりをして、先輩のバスの時間のギリギリまで一緒に過ごした。


私と先輩が付き合っている事は、かなりの噂になっていると美咲が言っていた。


私が先輩を誘惑したという噂もあるようだけど、そんなのどうでも良かった。


先輩と過ごす時間は楽しくて、穏やかで、温かくて、この上なく幸せだった。


そんな楽しい時間はあっという間に過ぎていき、気がつけば私は高校二年生になっていた。