キミさえいれば





ここはどこなの?


真っ白い天井、真っ白い壁、真っ白いシーツ。


すべてが白の世界。


目の前には、大好きなお父さんとお母さん、そして……。


愛するたもっちゃんがいる。


もしかして、ここが天国?


だとしたら、なんて幸せな場所なんだろう。


「凛……」


お父さん……。


「無事で良かった…」


え……?


「凛は本当に運の強い子だ。

たまたま雨の後、川に自分の船の様子を見に来ていた人がいて、その人が川に流されている凛を発見したんだ。

その男性は水上安全法救助員の資格を持っていて、適切な処置をしてくださったんだよ」


適切な処置? 


「その男性がいなかったら、今頃凛は……」


涙ぐむお父さん。


もしかして私、


助かったの……?