キミさえいれば

そして月曜日が来ると、私は学校を休んだ。


とてもじゃないけど、今日は行く気にはなれなかった。


外では強い雨が降っている。


その音を聴きながら、私はベッドに顔を伏せた。


さっきから何度も、先輩からメッセージが入る。


『大丈夫? 身体がつらくない?』


『食べれるものを、少しでも食べろよ』


『さみしくなったら、いつでも連絡して』


『凛、好きだよ』


読むたびに涙が溢れた。


私はその都度、“大丈夫だよ”“わかった、そうする”“ありがとう”“大好きだよ”と返信した。


先輩の優しさを噛みしめながら、私はいつの間にか眠ってしまっていた。