何この?ちくちくする胸、大川の事考えるだけで、痛くなる?
「ゆゆゆゆず」
赤くなりながら、私の名前を言う龍兄…
そいや、龍兄が私の名前言うの始めてじゃない?いつも、おい…とか、お前…とか、だったもんな、ゆずって龍兄が言うのは、最初で最後かもしれないしね、ちゃんと耳に焼き付けなきゃね
「何ですか?龍」
「俺、お前が諦めるまで待ってるからな」
そういい聞かせて、部屋を出て行った。