PINKY DAYS

「ゆうみーーー!!」

「平山~~!」

どこかで由葵の声と達川くんの声が聞こえる。

私は声を発しなかった。


確か、由葵は雷が苦手だったはず。


なのに、こんな・・・。



「ゆうみーーーっ!?居たら返事してー!!」



由葵はほぼ涙声に近い。


でも私は返事を返さない。


返したくない。



ふたりの顔を見たくない。