PINKY DAYS

バシッ!!


体に響く衝撃。結構痛い・・・。


「―――きゃああああっ結実ッ!!」
由葵の声・・・。

私のほっぺたがじんとする。

えぇ、あ、倒れるっ・・・!?痛ッ・・・。


私は何が起こったのか分からないまま、運悪く机の角でうなじを思いっきりぶつけた。

その後は覚えていない。


倒れる直前はガタンというイスの音とすさまじい女子の悲鳴が耳に入った。



あぁ、何が起きたんだろう?

由葵は、今どうなのかなあ?

一瞬の事故。


これは偶然だと信じたい。
ただの夢にしちゃいたい。


だって、まだ始まりだもん。

お願い。
この日だまりのような暖かい居場所を減らさないで?