PINKY DAYS

「由葵にも、反省してほしいところあるよ。」

『結実ぃ・・・・・・。』

「でも、そうやってお互いの良いところを認めて、悪いところを直すのがいちばん素敵だと私は思うのね。」

『・・・・・・っ。』

「だから、これからも仲良くしようよ。」

『結実~~~っ!!』

「由葵、鍵あけて待ってて。」

『うん。じゃ、切るよ。』

プツッ・・・。


私は電話の子機を置いて、はき慣れた運動靴をつっかけて家を飛び出す。

外は、群青色に染まっていた。


「結実!!」

由葵の声が生で聞こえる。


私は由葵の場所まで駆ける。




も、と、に、も、ど、れ、る?