ただ、問題が多すぎた。 あたしの顔 可愛くなんてない。 むしろ、ブス。ほんとに、ブス。 そして、歌手になるためには致命的な欠点 オンチだなんてさー… 。 低い声は出ないし、かと言って特別高い声を出せるワケでもなくて。 だからあの日も、歌手になる夢を捨てようかと、そう迷いながら歌っていた。