「ねー、真由ー。」 『・・・。』 「ねー!真由ってば!!」 『!!!あっ!ごめんごめん。ぼーっとしてた。』 私、山本真由(ヤマモトマユ)は肩をとびあがらせ、そっと苦笑いをした。 「なにって・・・今日からうちら高校生だよ!?」 『高校生だからって、何もないでしょ?』 「いやー。いろいろあるでしょ?恋とか♪」 そう・・・。私たちは今日から高校生という学年になる。 そして、さっきからうるさいこの人はというと・・・