君の気持ちを知りたい

「それでは~スタート~~!」



これもお姉さんの合図で動き出した。





とたん……



「キャーーーッ!」




「あっははは!やっべ!むちゃくちゃ回ってんなっ」




私たちの乗っているコーヒーカップは、またたくまにグワングワンと回り始めた。




「ちょっ、回しすぎだってばぁ!」



「これくらいがおもしろいだろ!」



「わぁぁぁあ!」




すでにこのカップの主導権は彼にあり。




もう私はどうすることもできない。




途中で私にハンドルを交代したけれど、「それじゃあつまらない!」とやっぱりチェンジ。




速くするたびに私はキャーキャーと騒いでいた。




それを見て、森田くんはさぞ楽しそう。







だいぶ回って叫んだけど、あーだこーだ言いながらも、結局は楽しかった私でした……。