ガタガタガタガタ……。



私たちを乗せたジェットコースターは、徐々に上がっていく。



このゆっくり上がるかんじが、なんとも怖い。




「…た、高い……っ!」



「まあジェットコースターだからね」



隣の森田くんはというと、涼しげな顔をしていて、むしろ高さを楽しんでいるようだ。



「あ……」



気がつけばすでに時遅し。



頂上に到着。



そして……。



「キィィャァァァーーーーーーー!!!」



私の悲鳴と共に急降下したのでした。