「うわー……混んでるね」



「日曜日だからな」




辺りを見回すと、人、人、人!




「んじゃ、どれから乗りますか?」




森田くんはパンフレットを広げて言った。





「えー……どうしよっ、……絶叫系、乗る?」




「乗りたい!……あ、辻村平気?」




「うん!乗りすぎなければ!」





中学生のとき、乗りすぎて具合悪くした経験あり。




でもまあ、大丈夫でしょ!





「乗りすぎ注意……ね、おっけ。よっしゃ、んじゃ行くか!」




「うん!じゃあ最初あれ行こ!」





私は一番近くのジェットコースターを指差した。




私たちはそのジェットコースターの列に並んだ。