昼休み。



今日はお天気が素晴らしくいいので、遥と屋上でお弁当を食べていた。



「あー!気持ちいいね~♪」



「うんっ、お弁当がますますおいしくなる!」



暖かく照らす太陽と、ふんわりと吹く風が、なんとも心地いい。



後ろでドアがギイッと開く音が聞こえたけれど、別に気にしなかった。




すると突然、近くにいた女子がこそこそしはじめた。



「やばっ、こっちくるよ?」


「なにしにきたんだろ~?カッコいーね」



へぇー、イケメンなんだ~。


その子たちの彼氏かなんかかな?


なぁんて思っていると、



「……辻村」



と後ろから聞こえた。



「はい、辻村ですけどなにか……って、えぇ!?どっ、どうして…」



私が振り向いた先にいたのは、なんと森田くんだった。