「最悪ぅー」



「あ、でも…ほんとのとこ、どうなの?」



「なっ、なに言ってんの!?き、昨日は…一人で帰ろうかなーって思ってたら、一緒に帰ろうって誘われて、それで帰ってきたってだけなんだけど…!」





つい、私も感情的に…。




「ふふーん♪そっかぁ。やっぱりなぁ…」




「え、なに…その納得した頬笑みは」




「あのねー、これは私の推測でしかないけど…」





遥が私の耳元に近づいてきたから、私も近づく。




「なになに…?」




ちょっとわくわくした気分だった私。




このあと、仰天するほどの言葉がかえってくるなんて、予想すらしていなかった。






















「………森田くん、夢羽のこと好きなんじゃない?」