______翌日、朝。


「ちょっとー!夢羽、昨日森田くんと帰ったんだって!?」




「え…あ、うん。……それで?」





私は特に気にせず、持ち物をカバンから机に入れる。



なぜか遥はあたふたしている。



病み上がりなんだから、落ち着いていればいいのに…。






「しっ、信じらんない!『それで?』ってどゆこと!?」




私の机の横で勝手にワーワー言ってる遥。





「いやー…えっと、その……どゆこと?って言われても…」




「だってさ、男子と…帰るって、意味ありだよね!?」




「意味…あり?それこそどーゆーこと?」




私がそう尋ねると、遥はさらに呆れた表情を浮かべた。





「あのねー、なにがどうして一緒に帰ることになったのかわかんないけど、その……それらしく見えるじゃない!」




それらしく…?