君の気持ちを知りたい

「うん。考えて、みるね…」




そんな風に言いながらも、自分の中でなんとなく、すでに答えが出ていた。






「あのね、遥…」



「うん?」



「今日、一緒に帰ろうって、誘ってみようと思う」



「うん…」



「それでもし、私以外に優先するなにかがあるなら…っ」



「うん。いいよ、言わないで。わかったから」






…やっぱり、遥…大好きだよ。



こんなに友達想いの友達、いるのかな?ってくらい。







放課後。


そんな遥にまたもや背中を押され、また…波岡くんのもとへ向かった。




最近では、二日連続で話すなんて…全くないよね。





あぁ、その時点で…もう……。