なんで?


なんでよ……。


どうして?





私をフることよりも、用事のほうが大事なんだ。



せめて最後くらいは……私に優しく終わらせてくれてもいいのに。




私たちの距離……遠すぎる。



遠すぎるよっ。





「っ…ぅ……っく」




結局泣く私は……バカだね。







『あ、あのっ……好きです!わわ、私と付き合ってくださいっ!!』




『ははっ。……うん、よろしく』







あのときの爽やかな笑顔……嘘だったの?



あんなに嬉しかったのに。



あの『よろしく』は、こうなることが前提だったの?






お願い、教えて。



わかんないよ。



もう、君が……わかんない。