歌い終わった後、緒方さんは今までにない拍手をしてくれた。 「やはり、君は本物だ。デビューをしよう。」 「あの・・・緒方さん。」 「なんだい?」 「わたし、自分で考えた芸名があるんです。それでデビューしたいんです。」