おばさんがついてきたのがわかる。 「ちょっと!!ほんとに、この大事な時期に問題ばかり起こさないで」 「・・・大事な時期?」 「ええ。あなたは、大学受験だって控えてる。絶対にあなたには秀明大に行ってもらうんだか ら。」 「・・・おばさん、前に言ったよね・・・あたし、歌手になりたいって。」 「まだ言ってたの?そんなくだらない夢をもつなんてやめなさい!!」 「・・・くだらない?意味わからないわ。おばさんなんてしらない。」 百合は、家を飛び出した。