荷物も片づいたとこで、
朝の読書の時間がはじまった。

あたしは昨日思い出せなかった、
石岡湊斗の事を考えていた。

記憶巡らせひとつの事にひっかかった。

あたしは小学1年生から3年生まで、
学童へ行っていた。
そのとき石岡湊斗と出会ったのだ。
あのときも背がちっちゃく、
あたしより年下だと、思っていた。

そうだ。思い出した。
学童が同じでよく遊んでたんだ。