「おい湊斗。」

「なんだよ田島。」

そう、田島だったの。

「お前、守山泣かせたんだって⁇

さいてーだな。

好きな女泣かせんなよっ‼︎‼︎

好きなら必死で向かってけよ‼︎‼︎

何逃げてんだよ。

俺が守山と喋ったからだろ⁇

嫉妬したんだろ⁇

じゃあ素直になれよ‼︎

なんで守山は自分のこと

好きじゃないって決めつけんだよ。

普通好きじゃないなら泣かないよな⁇

お前の事が好きだから、

守山は泣いてんだよ。

好きな男想って泣いてんだよ。

そんくらいわかれよ。

少しは守山の気持ち考えろよ…」

田島はそう言って、

教室から出て行った。