先に口を開いたのは

湊斗だった。

「なぁ。」

「な、なにっ⁇」

「守山は俺のこと好きじゃねぇの⁇」

思いもしない言葉で

あたしはなにも言えなかった。

だって、いまさっきの

体育大会で告白したじゃん…。

好きにきまってるじゃん。

だからこそ、あたしは

言葉にすることができなかった。