キミの笑顔が大好きだから。

「…落ち着いた?」



心配が抜けない声で聞いてきた桜井くんに、私はコクンと頷いた。






それから、全部全部話した。




先輩に呼び出されていたこと。



みんなを避けていた理由。



突然、陸部を退部した理由。




そのすべてを話すと、桜井くんは苦しそうに顔を歪めて



「ゴメン!

ゴメン…気づけなくて

1人で悩んでて、ツラかったよな…?

ゴメンな。」



と 言った。