キミの笑顔が大好きだから。

―― ガラッ

すると、教室に
さっきの“祐くん”と呼ばれた彼と、彼に負けてないぐらいカッコいい男の子が入ってきた。


とたんに、クラスの女子が色気づく。


(えっ!?
あの人、同じクラスだったんだ...)


彼らは独特のオーラを放ちながら、自席へと歩いて行った。


あまり興味のなかった私は、窓の外に視線を移し、ヒラヒラと散る桜を眺めていた。