キミの笑顔が大好きだから。

そのとき。





― フワッ






なにか温かいものに包まれて。


目の前には、桜井くんの制服のシャツがある。




桜井くんに抱きしめられているのだと分かるのに、数秒かかった。





桜井くんからはいい匂いがして…


安心感が出てきて、余計に私の涙を誘った。








…せっかく目こすって涙止めたのに、また出ちゃうよ。