キミの笑顔が大好きだから。

「黙ってないで、なんとか言えよ。」




イライラしてる様子の先輩。



「……ゃ…。





いや…なんです…!」





気づけば、涙が溢れてきていた。



今まで我慢してた分かな?

泣きたくないのに。

涙は止まってくれなくて。




「私が、みんなに不つり合いなのはよく分かってます…。


それでも、みんなといたいんです…!

離れたくないんです…!」






離れたくない。
素直な気持ちだった。



つり合わなくてもいい。
みんなの傍にいたい。




「はぁ!?

あんたまさか、約束忘れたわけじゃないわよね?




あんたが近づくって言うなら、陸部潰すから。



ほんと、ウザいんだよ!

大してかわいくもないくせに!」





先輩が、私目掛けて殴りかかってきた。









――― 顔に当たるっ…!

避けれない…!