キミの笑顔が大好きだから。

放課後。



いつものようにそそくさと教室を出ていく水沢。




いきなり話しかけたら、きっと逃げられるし……。



さりげなく後ろからついて行ってみるか。





水沢は階段を下りると、昇降口とは逆の方向へと歩いて行った。









絶対、なんかあるな……。




そして、水沢が来たのは……
中庭?


不思議に思いながら柱の影に隠れて、中庭の端の人目のつかない所にいる水沢の様子をうかがった。