―― 1-B

私と麗華が教室に入ると、少し静かでみんなも緊張しているようだった。


美人な麗華は、クラスに入ったときから注目されていた。


私の席は、窓側の前から3番目。


この暖かい時期に、一番眠くなる席だ。


席に着き、真ん中の列の一番前にいる麗華を見ると、早速隣の男子に話しかけられていた。


(さすが麗華...!
はやいなぁ...)


高校に入ったら、ほんとに好きな人と恋をすると決めていた私。


麗華を見習って、このクラスで、この学校で頑張ろうと決めた。