退部届を渡しに行く前に体育館裏でグズグズしていた時間が思ったよりも長かったらしく、そろそろ部活も終わるころだった。









いつもと何一つ変わらない、陸部の練習風景。






それが私を余計悲しくさせる。




涙を堪えて、せめて退部届を渡し終わって帰るまでは泣かないでいなきゃね。




私は、意を決して光先輩に話しかけた。