キミの笑顔が大好きだから。

「あの……。
私に、何かご用ですか?」



「あたし、3年C組の矢口美音。」



やぐち…みおん先輩?
初めて聞いたなぁ…。




「矢口…先輩。
えっと、それで……。」



話しかけられた理由が全く分からない私は、おどおどしていた。



「そーゆうタイプね。
うざっ。

天然ちゃんキャラですか。」





嘲笑いながら、言い放った。



「単刀直入に言うわ。
あんた、ウザイのよ。邪魔なの。

私は中学のころから、ずっと祐くんが好きなの。


それを、何?
あんただってどうせ、祐くん目当てでマネージャーやってるんでしょ?



……実際、部活以外でも仲良いじゃない。祐くんと。


邪魔。目障りなのよ!
そーゆうの。」














何を言われたか、分からなかった。





私はただ純粋に、選手の力になりたいと思っただけ。








桜井くんは、良い人だけど、桜井くん目当てな訳じゃない。











「……ねぇ、何黙ってんの。

この期に及んで、しらばっくれる気!?

大人しそうで、天然ちゃんなんか演じちゃってるくせに、実は男好き?

……ほんっと、腹黒いね、あんた。

むかつく。」







ちがう、そんなんじゃない。








「ちっ……ちがい…ます!

私は、桜井くん目当てでマネージャーになった訳じゃないです…!」








「ほら。そーゆうの。
一番ムカつくタイプだね、あんた。



とにかく、あたしは祐くんと付き合いたいの。

あんた、邪魔。




……祐くんに、今後一切関わらないでくれる?



マネージャーも、辞めて。」