｢はーるるっ!!! おはよっ!｣

校門をくぐると､親友の麗華が声をかけてきた｡



麗華とは､幼稚園のころから仲良しで､親友であり自慢の幼馴染みだったりする｡


ショートボブで綺麗な顔立ちで､背が高くスタイルもいい､性格がサバサバしてるタイプの麗華が私は好きなんだ｡



｢おはよー｡麗華｣


そんな麗華に比べて…


童顔で､高校生だというのに155㎝のチビな身長｡
髪は長いけど綺麗なストレートではなく､癖っ毛で少しウェーブがかかっている｡


どうみても､高校生には見えない私｡


麗華と並んで歩くと､つくづく悲しくなる｡


そんなことを思いながら､麗華と一緒にクラス表を見に人混みへと歩いた｡