桜井くんに好きな人がいるって分かったら、悲しくなった。 なんでだろう……。 「みーずーさーわ? 大丈夫?ぼーっとしてるけど…。」 気づいたら、桜井くんが私の顔をのぞきこんでいた。 「あっ、うん。ごめんね…!」 気にしちゃダメダメ。 いつもの春琉でいなきゃ! それから桜井くんと他愛もない話をして、バスの時間はあっという間に過ぎた。 2時間のバスを終えて、合宿場所である山梨県の臨海施設に着いても、私の心はモヤモヤしていた。