朝 5時半。
学校前に集合して、今から光先輩の挨拶だ。
「おはよ!
よし、全員そろってるな。
これから、大会間際の合宿だ。気合い入れていくぞ!」
「「「「「「「はいっ!!」」」」」」」
バスに乗ると、隣は桜井くんだった。
「あ、水沢隣じゃん♪」
「そーだね、桜井くん!」
バスに乗っている間、桜井くんと麗華や松田くんの話をしていた。
「松田くんって、彼女いないの?」
明るいし、雰囲気からして彼女さんいそうだなぁ……。
「海斗?あいつはいないよ。
チャラチャラしてるよーに見えるけど、彼女つくんないんだよなー…。」
意外だなぁ…。
「桜井くんは?
彼女さんいるの?」
「えっ、俺!?
いないよ。」
えぇー!
こっちのが意外!
「桜井くん、モテモテだし爽やかだし優しいから、彼女さんいるかと思ってた!」
私が思っていたことを口にすると、桜井くんは耳まで真っ赤にして
「なんだよそれ!
いなくて悪いかよ…」
と言った。
「水沢は?
好きな人とかいないの?」
好きな人……かぁ…。
「いない…かなぁ……。
でも、恋人とかには憧れたりするよ?
いつか私もあんなふうに好きな人と手を繋いで歩きたいなって。」
いつ叶うかは分かんないけど…。
憧れるなぁ……!
