いざと、なったら何でもやってやる。


いざと、言うときって、どんなときなんだろう?


病気でも、助けてくれたことはなかった。
40度も熱があり、動けないのに、病院にも連れていってくれなかった。


自分で行けば?


布団すら敷いてもらった記憶がない。


ただし、自分が病気になると大騒ぎをするのだ。
病院が嫌いな人なので、家で治そうと家中に気を使わせる。

熱があるっていっているのに布団も敷いてくれないのか?
労る気持ちがない。子供を静かにさせろ。


休んでばかりいられない、俺は多少の熱でも仕事をする真面目な男だ。会社では吉永さんは本当に熱心ですね~って言われているんだぞ。
ご家族も幸せですね~って。


お前らわかっているのか?
この辺りの主婦はほとんど働いている。


感謝しろよ。


この男は本当に外面がいいのだ。
長男は時々、怯えた目付きをする。


市内の育児相談所でも言われたことがあった。



家庭で何かあるのかしら?そんな感じを受けますよ。
年配のご婦人が2歳の子供の行動を観察し始めた。
私を疑っているように感じた。


それもあるかも知れなかった。

何しろ、疲れていたのだ。