俺は3枚目を読んだ。



『あなたに最後に言いたいことがあるの。



私がいなくなっても、ずっと泣かないでほしい。



すぐに笑ってほしい。


立ち止まらないでほしい。



前に進んでほしい。



私のこと好きならこのお願いを守って。


少し意地悪かな?



こう書けば絶対あなたは進んでくれるもんね。


最後に一言



好きだよ



優子より』



流れる涙は止まることを知らないようだ。



「あほ……



一方的に言いやがって……



俺だって……



俺だってお前のことが……」