「美月ちゃん!たくとと付き合って
  
るの?」

 そう声ぉかけてきたのゎ、ありすぉ

うちからうばったヤツ。まなだ。

 
 うばったってゆーか、うちが、あり

すといっしょに買い物しにいったとき、

偶然まなたちのグループと遭遇して、

ありすゎ、まなと仲良くなっちゃって

うちのグループからいなくなった。

「うん。一応。」

 たくとのこと、あんま好きぢゃなか

ったから、一応という言葉ぉつけて、

答えた。

「そーなんだ。お似合いだよ!」

「ありがと!」

 それから、うちとまなゎ、急激に仲

よくなっていった。

 祭りもいっしょにいったり、遊んだり

けっこう楽しんでいた。

 いっぽうで、うちとたくとのことが

学校中にひろまった。好きじゃない相手

と噂されるのゎ、いい気分ぢゃない。

 それゎ、たくともおなぢだろう。

 ありすの彼氏大亜や、まなの彼氏空が

こんなことぉいってきた。

「おい!美月!お前たくとと付き合ってるっ

 て、みんなに言いふらしてるだろ!」

「は?」

 うちゎ、なにぉ言ってるのかわからなかっ

た。うちら、付き合ってなかったの?

 たぶん、好きでもない人と、噂されて、

たくともいやだったんだろう。

「言いふらしてねぇわ。ぼけ!」

 そういって、その場ぉきりぬけた。

 それから、男子からのいやがらせが続い

た。

 うちゎ、まな達と仲が悪かったときも嫌がら

せぉうけていた。それから、人の目が気になっ

て、怖かった。恋にも、友達にも怯え、臆病に

なっていたのだ。