ドサッ。

荷物を置く音が背後から聞こえた。


俺の後ろは、ただ一人しかいない。

神谷だ。


一気脈を打つんのが速くなる。


パス…スリッパの乾いた音が俺のすぐそばで聞こえる。

突っ伏している腕から床に目をやると、神谷の足が俺の真横で止まっていた。