その瞬間女の子が持っていた花瓶が
少女の手から落ち。


ガシャーーーーーーン。

「ねぇ。美月‼︎しっかりして‼︎
春菜だよ⁉︎美月の親友!」

「ごめん、分からない。」

どう‥‥して‥?
なんでそんな悲しい顔をするの?





すると男の人が飛び込むように部屋に
入ってきた。

待って。


私、


君を


知ってる。




「竜‥‥‥二‥‥?」




「おまえ‥‥なんで俺だけ分かるんだよ。
なんで彼氏の名前は忘れて
俺の名前は分かるんだよ。」

自分の左にいる男の人を見る



私の、彼氏なんだ。


「竜二‥‥ここはどこ?
家帰りたい。私の家、どこ?」


「ごめん、美月。私が焦らせちゃったね。
始めまして。私、春菜っていうの。


で、この人があなたの彼氏、大河。
‥‥で、竜二‥‥。」


「よろしくねっ。」
私はよくわからない彼女達と友達になることを決意した。