「で、桃香。手紙はかけた??」 そう問いかけてくるのは、私に手紙を書くことを提案した親友 波 ことみ(つな ことみ)。 「まぁ・・・一応」 そう言葉を濁らして返す。 「もっと、自信持ちなよ。気持ちを伝えることが大切なんだから」 「ありがとう」 ことみの言葉でさっきよりも不安は減った気がした。 「さっそく、手紙出してこよっか??」 「う、うん。」 そうして、城ノ内先パイの下駄箱に手紙を入れた。