用具室のドアが開いた音がして、 泣きながらもそちらを見る。 涙で視界がぼやけてよく見えない。 ・・・誰?? 「君だったんだね。手紙を出してくれていたのは」 優しく、低く、力強い声が私の耳に届く。 そう、私の好きな人の声。 「好きだよ。」 そう言って優しく私を抱きしめる。 「先パイ、どうして・・・」