ヒロト「そんなのあんたから想像できねぇな」
『でもあたしは逃げないで話した。
壁を一つずつ壊した!
ところがあんたは何をしてる?
現実逃避だ!』
再び殴るヒロト。今度は再び腹。
ヒロト「殴り返してこいよ!
なんで殴り返さねぇんだよ!!!」
『あんたを黒犬と喋らせるためだよ!
黒犬はあんたをここまで追い詰めたことを1人後悔してんだよ!
総長なのに!仲間の事を気づいてあげられなかった!』
始まる少し前に、話がしたいと言われた。
だから私はただ避けるだけ。
でも、限界もあるってもんよね
ヒロト「なんでだよ…なんでお前らはいつも下っ端らと笑いあってんだよ…。
意味わかんねぇんだよ!!」
また殴ろうとしたのを止めた。
『それは仲間だから。信頼してるからだ。
けが人をほっておく?んなことしねーよ。
命を落としても無視?あたしは自分の弱さに気づいた!!』
ずっと守ってもらってばかりだった。
恩返しも出来てない。お礼も言ってない。
だから、意思を受け継ぐことが
私に出来ることだと思ったの。


