ヒロト「楽しみだぜ。さぁ、始めようか」


そう言ってヒロトは段差の部分まで走った。
私もその後を追った。


後ろでは雄叫びをあげて喧嘩が始まった。


…みんな頼んだ。


『ヒロト、ここは邪魔だ』


ヒロト「あぁ?まぁケンカの邪魔だな。
てめぇもあの上のところに来いよ」


指さしてるのは2階部分の出っ張ってる所。
塀も何もないから危ないけど、
ヒロトは壁のいろんなのを使って登っていった


わたしも同じようにして登った


ヒロト「俺らの戦いはここが終わってからだ」


『あぁ』


私とヒロトは上から全体を眺めた。
ヒロトはその場にしゃがみこんで
まるで幼い子がアニメを見てるような顔で
戦いを見ていた。