『…驚くなよ、その族は
龍王だったんだよ』
私は龍王をみてニッと笑った。
『冬真の1つ前の総長、鷹龍(タカリュウ)。
あれから地味子になって
初めて桜蘭に行って、仲間がいる良さを知って、桜蘭の倉庫に通うようになった。
みんな、私が来るの待っててくれたんだ。
でも…そいつらは……みんなっ…』
いつの間にか目から何かが出てた。
私はそれを拭き取って笑顔を作った
『だから、同じく闇を持ったやつや、
そういった仲間の良さを知らない奴らを
鷹龍がやったように変えていきたい。
だから見回りを始めた』
その私に託してくれた今ここにはいない仲間の為にも、
私は、明日死ぬ気で頑張るんだ


